I2PLのすべて
代表的なI2PL治療の変化
症例1-1

【治療前】

矢印

 

症例1-2

【5回治療後】

 

I2PLとは

I2PLとは、デンマークDDD社が開発したフラッシュ光線治療器「エリプスフレックス」を使用した肌の若返り治療です。

強いフラッシュライトの光をあてて肌の若返りを期待する治療をIPL(intense pulsed lightの略)治療と呼びます。エリプスフレックスによる治療は、フォトフェイシャルなど他のIPL治療と比較してより高い効果が得られることから、「第2世代のIPL」という意味を込めて「I2PL」と呼ばれるようになりました。「エリプスフレックス」はその後、「エリプスフレックスPPT」という改良機に進化しています。当院はいち早く初代エリプスフレックスを導入して国内有数の症例を経験してまいりましたが、2008年にはエリプスフレックスPPTを、そして2014年にエリプスI2PL+(プラス)を追加導入して治療にあたっています。

新しい美容用医療機器が次々と開発される時代の中で、I2PLは最も信頼できるフラッシュ光線治療という地位を不動のものにしています。最近のフラッシュ光線治療器には、レーザーや高周波などを併設できる器械が多くありますが、それは1台で何役もこなせるということであって、フラッシュ光線治療器としての性能が優れているとは言えません。1台で何役もこなせる多機能の器械は、それを扱う施設にとってはコストダウンや省スペース化を図れるというメリットがありますが、フラッシュ光線治療を望む患者さんにとってのメリットになるわけではありません。

これからフラッシュ光線による肌の若返りを検討している方はもちろん、フォトフェイシャル 、フォトRF(オーロラ)など他の光線治療で満足できる結果が得られなかったという方も、一度I2PLを体験されてみることをお薦めいたします。

エリプスI2PL+

【エリプスI2PL+】

  エリプスフレックスPPT

【エリプスフレックスPPT】

 

優れた効果の秘密

I2PLの効果の秘密は、「デュアルモードフィルター」という有害な短波長域と長波長域の両方を除去するフィルターを備えている点にあります。特に水分に吸収されやすい950~1200nmという波長をカットすることにより、やけどのリスクを大幅に低減しています。その結果、フォトフェイシャルなどのほかの治療に比べて治療効果が高いにもかかわらずやけどのリスクも少ないという性能を持つことができたのです。

フラッシュ光線治療器は、単波長のレーザーと違って光の波長域の幅が広いことにより、シミ・そばかすなどのメラニン疾患だけでなく、毛細血管拡張やニキビ跡の赤みなどに対しても効果があります。さらに、熱作用によって皮膚の真皮層に働きかけ、真皮内のコラーゲン量が増加するという効果があります。

エリプスフレックスには、「VL-2」、「PR」、「HR」などのアプリケーターがあり、シミ、赤ら顔の治療、肌の若返りの目的には、「VL-2」、「PR」アプリケーターが用いられます。

それぞれの波長域は、VL-2が555~950nm、PRが530~750nmです。波長域の特性から、VL-2は多くの人に対してもより安全な治療が行えます。シミの多い人、色黒の人、肝斑がある人などはVL-2を主に使用します。一方、血管性病変の治療、より強いコラーゲン増生を望む場合はPRを使用します。

より有効かつ安全な治療を行うためには、患者さんの肌の状態や治療の目的に合わせて、適切なアプリケーターの選択や出力の設定をする必要があります。アプリケーターのランプの光力は使用回数とともにわずかながら減弱するため、それに応じて出力の数値を補正しなければいけません。常に器械のコンディションを把握するため、当院ではI2PLの照射はすべて院長自身によって行い、看護師等のスタッフが行うことはありません。

 

I2PL治療の特徴

1. シミ・ソバカス、顔の全体的な色素沈着、毛細血管拡張、小ジワ、肌理の乱れ、毛穴の開きなど、光老化の諸症状を改善します。
2. 治療直後からお化粧が可能で、ほぼ普段通りの生活ができます。
3. シミ治療後の赤みや炎症後色素沈着、血管性病変治療後の紫斑形成など、レーザー治療後に見られる副反応をほとんど引き起こしません。
4. 顔全体の治療を短時間で行えます。
5. 繰り返し治療をする必要があります。通常は3~4週間間隔で、3~5回以上の照射を原則とします。
6. 改善の程度には個人差があります。
7. レーザーの光の方がより皮膚の深部まで到達できるため、深いシミや血管性病変はレーザーでなければ治療できないものもあります。

 
 

I2PLの効果

シミ・ソバカスの改善

I2PL治療で最も効果が期待できる症状の一つがシミ・ソバカスです。レーザーと違って治療当日からお化粧が可能で、広い範囲のシミを一気に改善できるところがI2PLの魅力です。特にソバカスやソバカス様の細かい色素斑の治療は、I2PLが第1選択の治療法といってもよいと思います。

I2PLの光に反応したシミは、照射直後から翌日にかけて黒い細かい点となって浮き上がり、照射後7~10日で脱落してきれいな肌があらわれます。

I2PLによるシミ・ソバカス治療は、レーザー後にみられる照射部の赤みや炎症後色素沈着をほとんど引き起こすことがないのも長所の一つです。その一方、輪郭がはっきりとした大きな老人性色素斑などは、薄くなって目立たなくなるものの、レーザー治療のようには完全に除去できないことがあります。

治療例1-1

【治療前】

 

 

矢印

 

 

 

治療例1-2

【5回治療後】

併用療法:トランサミン内服、ハイドロキノン

シミ・クスミが劇的に改善しています。肝斑を合併していましたが、肝斑もきれいに改善しています。肌の透明感・肌理が著しく改善しています。

治療例2-1

【治療前】

 

 

矢印

 

 

 

治療例2-2

【3回治療後】

併用療法:なし

よく見るとわずかに老人性色素斑が残存していますが、ほとんどのシミが改善しています。フラッシュ光線治療では、シミが完全に取りきれないこともあります。

治療例3-1

【治療前】

 

 

矢印

 

 

 

治療例3-2

【4回治療後】

併用療法:なし

シミ・クスミがほぼ消失し、肌の肌理も良くなっています。

治療例4-1

【治療前】

 

 

矢印

 

 

 

治療例4-2

【3回治療後】

併用療法:ハイドロキノン

ほとんどのシミ・ソバカスが改善しています。うすく肝斑が残存していますが、治療前より悪化したわけではなく、周囲のシミがほとんどなくなったために取り残された印象があります。

治療例5-1

【治療前】

 

 

矢印

 

 

 

治療例5-2

【1回治療後】

併用療法:なし。

このような老人性色素斑に対しては通常はルビーレーザーを勧めますが、このようにI2PL1回の治療できれいになる場合もあります。

治療例6-1

【治療前】

 

矢印

 

 

治療例6-2

【3回治療後】

併用療法:なし。

治療例8-1

【治療前】

他院でフォトRF(オーロラ治療)10回治療後。濃い肝斑があり、他にもシミ・クスミが目立ちます。

矢印

 

 

治療例8-2

【1回治療後】

併用療法:トランサミン内服、ハイドロキノン。
1回の治療で、オーロラ10回分を上回る治療効果が得られています。

矢印

 

 

治療例8-3

【5回治療後】

I2PLの治療効果は、フォトフェイシャルやフォトRF(オーロラ)に比べて優れています。オーロラによる肝斑の悪化は、オーロラという器械ではなく前医の治療法の問題かもしれませんが、I2PL治療との差は歴然としています。

治療例9-1

【そばかす治療前】

矢印

 

治療例9-2

【3回治療後】

治療例10-1

【そばかす治療前】

矢印

 

治療例10-2

【1回治療後】

 

クスミの改善

顔全体に安心して照射できるI2PLは、顔のくすみを除去し、肌の全体的な透明感を高めます。レーザーがあくまでも局所的なシミ治療であるのに対して、I2PLは顔全体的な若返りを期待する治療です。肌の若返りを実感するためには、局所的なシミ取りだけでなく顔全体的な変化が是非とも必要です。

治療例11-1

【治療前】

矢印

 

治療例11-2

【1回治療後】
併用療法:なし

治療例12-1

【治療前】

矢印

 

治療例12-2

【1回治療後】
併用療法:なし

治療例13-1

【治療前】

矢印

 

治療例13-2

【5回治療後】
併用療法:なし

 

赤みの改善

皮膚表面の毛細血管拡張や、赤ら顔の改善に効果があります。I2PLによる赤ら顔の治療では、レーザーの治療後に見られる紫斑が起こりません。

I2PLやレーザーの光は、あくまで皮膚表面に存在する血管を閉塞させることによって赤みの症状を改善します。皮膚表面に浮き出た細かい毛細血管拡張には効果的ですが、自律神経の影響によって起こる赤みには効果が限られます。

赤みに対して強い治療を行ったあとは、2~3日腫れが起きることがあります。

治療例14-1

【治療前】

矢印

 

治療例14-2

【3回治療後】
併用療法:なし

治療例15-1

【治療前】

矢印

 

治療例15-2

【2回治療後】
併用療法:なし

治療例16-1

【治療前】
首の血管腫

矢印

 

治療例16-2

【2回治療後】
併用療法:なし

毛細血管拡張が集合したような比較的軽度の血管腫はI2PLが非常によく効きます。しかもレーザー治療後に見られる紫斑が起きないので、レーザーより安心して治療を受けていただくことができます。

 

肌の張り・化粧のりの改善

I2PLによる熱刺激は肌の真皮層にも作用し、肌のコラーゲン量を増やすことが証明されています。

I2PL照射後に多くの方が「化粧のりが良くなった」、「化粧崩れしなくなった」、「肌に張りがでた」と感じます。この肌の変化は、フラッシュ光線治療ならではのものといえます。シミなどが改善した後も、患者さんの多くがI2PL治療を定期的に継続される理由の一つが、このような肌の張り・化粧のりの改善を維持するためです。

 

毛穴の開き・肌理・小ジワ・タルミ・の改善

I2PLは肌のコラーゲン生成を促すため、I2PL治療を継続的に受けることにより、皮膚のテクスチャーが良くなり、頬の毛穴の開き、小ジワなどが改善します。

治療を繰り返すことによって、毛穴が引き締まり肌理が整ったきれいな肌へと改善します。
鼻の毛穴に対する効果は弱いです。

治療例17-1

【治療前】

矢印

 

治療例17-2

【10回治療後】

シミ・クスミ・ホクロの著明な改善だけでなく、肌理が非常に良くなっています。70才の肌とは思えない肌の透明感です。

治療例18-1

【治療前】

矢印

 

治療例18-2

【5回治療後】

肌理・毛穴の改善だけでなく、口角のシワ・タルミにも大きな効果が認められます。一般的に5回程度のフラッシュ光線治療でここまでタルミが改善される方は少ないと思いますが、I2PL治療がもつポテンシャルの高さを感じさせます。

治療例18-3

【治療前】

矢印

 

治療例18-4

【5回治療後】

シミだけでなく、毛穴・肌理などの肌の質感が著しく改善しています

 

肝斑

肝斑は光の刺激によって悪化することが多く、レーザー治療は禁忌とされています。不用意なフラッシュ光線治療によっても肝斑が悪化することがあり、フラッシュ光線治療の問題点の一つとされています。I2PLも刺激が強すぎると肝斑を悪化させますが、出力の設定次第で肝斑のある人にも使うことができます。

特に肝斑以外のシミと肝斑が混在している場合には、I2PLによって肝斑を悪化させずに他のシミを改善し、短期間に肌をきれいにすることが期待できます。さらに、肝斑そのものもフラッシュ光線治療によって改善できることがあります。I2PLを使用した肝斑治療では、薬単独治療と比較して、短期間のうちに大きな効果が期待できます。

肝斑の患者さんにおいてI2PL治療を行う場合は、肝斑を悪化させない程度の弱い出力で治療することと、必ずトラネキサム酸やハイドロキノンなどメラニン合成を予防する薬を併用することが重要です。照射にはVL-2アプリケーターを使用し、刺激が強いPRアプリケーターは避けます。

すべての肝斑に対してI2PL治療を行うわけではありません。I2PLの適応に関しては、肝斑の程度・範囲、過去の治療歴などを参考にして個別に判断させていただきます。

治療例19-1

【治療前】

他院でフォトRF(オーロラ治療)10回治療後。濃い肝斑があり、他にもシミ・クスミが目立ちます。

矢印

 

 

治療例19-2

【1回治療後1ヶ月】

併用療法:トランサミン、ハイドロキノン
1回の照射で改善しています。薬が有効な人でも、薬単独では2週間という短期間でここまでの改善は望めません。

矢印

 

 

治療例19-3

【6回治療後】

さらに改善しています。

治療例20-1

【治療前】

前医で1年間トランサミン内服とハイドロキノン外用の治療を行ったにもかかわらず、改善が認められなかった症例です。

矢印

 

 

 

治療例20-2

【1回照射後】

併用療法:トランサミン内服・ハイドロキノン

1年間薬を続けても治らなかった肝斑も、たった1回のI2PL照射で劇的に改善しています。ただし、肝斑治療では再発予防のために必ず薬も併用します。

 

ニキビ後の赤み・色素沈着

I2PLは、ニキビ後の赤み・色素沈着の両方に効果が期待できます。またI2PLの光は皮脂の分泌を抑制する作用もあるため、ニキビ自体もできにくくなる効果があります。
ニキビ後の凸凹変形にはあまり効果はありません。

治療例21-1

【治療前】

矢印

 

治療例21-2

【4回治療後】
併用療法:なし

治療例22-1

【治療前】

矢印

 

治療例22-2

【5回治療後】
併用療法:なし

 

黒子(ホクロ)

I2PLで治療を繰り返していると、多くのホクロは消失もしくは薄くなります。特に小さい平らなホクロがたくさんある人には効果的です。盛り上がりのあるホクロでは、色が消えて盛り上がりだけが残ることがあります。どうしても残しておきたいホクロがある場合は、ホクロに光を当てないように治療を行います。深いホクロは完全には消えません。

治療例23-1

【治療前】

 

矢印

 

 

治療例23-2

【10回治療後】

併用療法:なし。
ホクロを目的とした治療ではありませんでしたが、肌の若返りとともにホクロもほぼ消失しています。

治療例24-1

【治療前】

 

矢印

 

 

治療例24-2

【11回治療後】

併用療法:なし。
若返り目的のI2PL治療でしたが、肌がきれいになるとともに、ホクロもほぼ消失しています。

 

治療の流れ

エリプスフレックスPPT画面
【エリプスフレックスPPT画面】

1. 治療前にまずお化粧を全て落とし、軽く洗顔をして頂きます。
2. 治療前の状態を写真撮影します。
3. 施術台の上に仰向けに寝ていただき、目に遮光用ゴーグルをのせます。治療中は軽く目を閉じていただきますが、目を閉じていても多少眩しさを感じます。
4. お顔にジェルを塗り、まず1~2発のテスト照射をします。
その後、お顔全体に照射を行います。
照射のたびに、輪ゴムではじかれたような瞬間的な軽い痛み・熱さを感じますが、我慢できないような痛みではありません。
痛みは、色の濃い所、目の近く、鼻下でやや強く感じます。
お顔全体で約100発の照射を行います。

I2PL照射中
【I2PL照射中】

5. 照射後、ジェルをふき取り、冷えたタオルで5~10分冷やします。
初回など、反応が強い場合はより長く冷やします。
強く反応したところは、治療後少しヒリヒリします。
また、強い反応を起こした場合はしばらく日焼けのような赤みが残りますが、数時間で赤みはひきます。
冷却後、日焼け止めクリームの塗布ならびにお化粧をしていただき、帰宅となります。
6. 治療当日は、入浴やサウナなど、治療部位を暖めることを禁止します。洗顔やシャワーは構いません。
万一、帰宅後も少しヒリヒリ感が残っている場合は、冷えたタオルで時々冷やして下さい。
シミに反応した部分は、翌日にかけて細かい黒い点々が浮き上がってきます。
黒い点々を擦って無理に取ろうとしないで下さい。
黒い点々は7~10日後までに自然に取れて、きれいな肌があらわれます。
赤みに対する強い照射を行った場合は、2~3日腫れることがあります。
治療後の紫外線対策は必須です。必ず日焼け止めクリームを使用し、遮光を心がけてください。
7. 3~4週後に、次の照射のために来院していただきます。
I2PL治療は、最低3~5回の照射を行うことをお勧めします。
もちろん5回照射後も、治療を続けていただいて特に問題はありません。
年配の方では、より多くの照射を繰り返していただいた方が肌の質感はよくなります。
若返った肌の状態を維持するために、一定の治療を行った後も、3~6ヶ月に1回程度のメインテナンス照射を続けられることをお勧めします。

 
 

さらなる効果を期待する方に

Qスイッチルビーレーザー

I2PLはフラッシュ光線治療器としては最も信頼できる器械ですが、I2PLだけであらゆるシミを除去できるわけではありません。ソバカスや細かい老人性色素斑、全体的なクスミなどにはI2PLはきわめて効果的ですが、輪郭がはっきりした老人性色素斑はなかなか消失しないことがあります。3~5回以上のI2PL照射でも変化が少ないシミに対しては、Qスイッチルビーレーザー治療をお勧めします。
また、真皮内にメラニンが存在するADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のような深い病変は、Qスイッチレーザーが唯一の治療法になります。

 

リラックスF(高周波)による皮膚のタイトニング

I2PLによる皮膚コラーゲンに対する作用は、化粧のりの改善や肌理の改善という点では優れていますが、フラッシュ光線の光は真皮深層までには作用しません。さらなる皮膚のタイトニング効果やタルミの改善を求める患者さんには、真皮深層まで治療することができるリラックスF(高周波)をお勧めします。リラックスFは高周波治療でありながら、サーマクールのような痛みがありません。
I2PLとリラックスFはともに肌に対する負担が少なく、1日以上の間隔をあけていただければ両方の治療を同時に進めていくことも可能です。
リラックスFのサイトへ

 

ヒアルロン酸やボトックスによるシワ治療

刻まれた深いシワに対してはヒアルロン酸注射を、表情ジワに対してはボトックス注射を併用することにより、より効果的な若返りが期待できます。

 

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